『この世界に必要な人間』として異世界に召喚された公務員、秋野梨沙。
王さまに啖呵を切ったら、何の因果か勇者様に気に入られ、求婚されました。
現在、住民相談窓口に勤務中。
税金の控除はきちんとした書類が必要です。
相談?業務時間なら喜ん
で。
いいですか勇者様、私は住民の皆様のよりよい生活のために奉仕しているのであって……、まぁ勇者様も一市民ではありますが……
婚姻届けは窓口にて全力で握りつぶさせていただきます!!
魔法使いとか、聖女とか、踊り子とか、同僚とか……たくさんの仲間に囲まれ異世界公務員、頑張ってます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 00:01:37
45809文字
会話率:47%
「わたしね、大きくなったら
ようちゃんのお嫁さんになるの」
そう言って彼女が出したものは
婚姻届け。
お互いが名前を書いたそれは
僕にとっては今もなお宝物。
だけど彼女にとっては……?
最終更新:2017-07-11 23:39:18
4094文字
会話率:25%
遠く離れた南米のブラジルで半生を過ごした男「木村欣三郎」。
代々受け継がれてきた醤油屋「いでん」を去り、ブラジルで昭和の時代を駆け抜けた。
気候も異なり、文化も異なる南米「ブラジル」。
彼は、何を求めて「ブラジル」に来たのか。
彼は、日本を
逃げてきたのか。
彼は、希望を持って「ブラジル」に渡ったのか。
彼は、希望を失い、日本を捨て、新天地「ブラジル」を目指したのか。
その真相は、だれも知らない。
彼自身、だれにも言わなかった。
彼の人生で二度の結婚をするが、それは、あくまでもくっついただけ。
彼は、婚姻届けなど出していない。それが、のちに問題となるとも知らずに、
家庭円満であればいいと思っていた。そうに違いない。
言葉少なに、太い眉毛と細い垂れた目の彼の顔立ちは、灼熱の大地で農業を営んできたという割には白かった。農作業が苦手だった…というわけでもなかった。
ブラジルに渡り、家具も作り、家も作った。本も読んだ。いわゆる器用なインテリだった。
そんな彼に筆者である私は彼の行動に疑問が残るのである。
なぜ、彼は、代々受け継がれてきた醤油屋「いでん」を後にして、日本を離れたのか。
なぜ、彼は、ブラジルという大地を踏みしたのか。
なぜ、彼は、一攫千金を狙ってみんなのように日本に帰ろうと思わなかったのか。
筆者自身、一世と呼ばれる日本最後?の移民。当初は、日本に帰るつもりでブラジルに渡った。
こんなに長居するつもりは、なかった。それが、もう、25年もブラジル在住になってしまった。
筆者の人生経験と「木村欣三郎」の生き様をだぶらせながら、彼の生涯にわたるわたしの「なぜ」を解き明かしていきたいと思う。
そんな「木村欣三郎」の生き様を「物語」ってみようと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-30 12:00:00
247文字
会話率:0%
恋愛の正しい形ってなんだろう。
好きという言葉を言いあっていればそれは恋人?
結婚指輪を渡し、婚姻届けにサインをすればそれは夫婦?
世の中に正しい恋愛の形は存在するのだろうか?
女嫌いの山吹涼太と男嫌いの川口遥。
この二人は偽りの恋愛
を繰り返してきた。
言葉巧みに相手を騙し、自分の欲しているものを手に入れて満足感に浸る毎日。
そんな二人がお互いを騙し始めた!?
偽りの恋愛の先には何があるのか。
二人の結末とは……。
ハーメルン様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 18:00:00
9733文字
会話率:35%