新大島北高校生徒会長にして『北のブレイン』なる異名を持つ風間義正は、景色を描く事を趣味にしていたが、最近は不調に陥り、筆が進んでいなかった。“自分の絵には何か刺激的なものが欠けている”と考えた風間は、友人のアドバイスもあって、朝陽という“
景色”を見ようと、早朝に新大島の東側へと出向き、そこで運命の出来事と遭遇する。
一方、転校生としてやってきた大英王国の王女様を恋敵に迎えた咲菜美由梨は、意中の相手である寿潤人の好感度を上げるため、お手製のクッキーをプレゼントしようと考える。明くる日、展望広場に潤人を呼び出し、クッキーの袋を後ろ手に構えた咲菜美は、青春全開、恋する乙女の右ストレートを炸裂させるのであった。
そして、やはりこの少年――寿潤人の朝は災難である。
『ウルトラソウル』のキャラクターによる、外伝日常短編ラブコメ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 00:10:55
6448文字
会話率:23%
三十路を越えた一般的日本人の会社員、葛城当麻。
彼はある日、唐突に死んだ。
実にありふれた事故で致命傷を負い、死へと至る数時間を当惑と恐怖と走馬灯とともに過ごし、そして最後には良き人生だったと納得してその生涯を閉じた。
――が、運
命の悪戯か神の配剤か。
次に意識を取り戻した時、彼は剣も魔導もある異世界の貴族の嫡子、クラウス・トーマ(十一歳)となっていた。
周囲には多くの使用人。美人のメイドさんもいる。ついでのように専属のメイド見習兼遊び相手として、可愛らしい双子の少女もいる。
問題があるとすればただ一つ。クラウス・トーマは、気の向くままに暴力を振るい、誰にも懐かぬ「小さな暴君」であったということだけ。
おかげで使用人もメイドも彼には腫れ物に触るように接してくるし、双子の少女は目にハイライトがない。
当麻――トーマは天を仰いで慨嘆する。
「……Oh my God」
子供の体なので煙草を吸うこともできず、さらにこの世界の貴族には魔導を持ちたるが故の命の危険もあったりと、地獄にしては回りくどすぎやしないかと日々思う少年トーマ。
神に会ったら渾身の右ストレートを叩きこんでやると決意しつつ、一度は死を乗り越えたが故の開き直りや、三十路を越えた大人であるがための諦めの良さも手伝い、何だかんだで彼は日々を過ごしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-01 15:23:40
36936文字
会話率:16%
「おかえりなさい」
「あぁ、いらっしゃい」
同じマンションに住む陽介と実里は幼馴染。
最近では話すことさえなくなった二人であったが、ひょんなことから、実里は陽介のために毎晩家に通っておさんどんをすることになった。
「いただきます」
「は
い、どうぞ」
手と手を合わせて、心を繋いでいく二人の、のんびりとしたお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-17 20:17:44
40081文字
会話率:43%
鷹の眼、アバター、リアルファイト、金髪オールバック、ケータイ、炎、そして彼女の右ストレート
僕があの時、目の前で起きた状況を理解するのに要した時間は一体どれくらいだったのか。一瞬だった様な気もするし、とても長い時間だった様な気もする。
そ
れでも、その時の出来事が僕のその後の人生を大きく変えてしまった事を、当然ながらその時の僕は知るはずもなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-06 11:55:00
33716文字
会話率:38%
主人公が伝説と言われる一撃を繰り出す。
最終更新:2012-06-10 20:19:40
286文字
会話率:8%