そう遠くはない未来、マザーコンピューターが都市の一切の行政を司るようになって完全管理社会が成立しようとしていた。コンピューターに提示された適性に従って仕事に就き、与えられた召命を果たす。誰もがそれに疑う事をやめつつあった。
ミッシェルもまた
、そんな男の一人だった。公安警察として長い間、コンピューターの管理を外れて生きる底辺の人間に唾棄しながら生きていた。
だが、そんな彼は変わってしまった。ロックを聴いてから、変わってしまった。
ロックってのは、格好いいって事だ。
※この作品はカクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881613360)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-27 20:43:02
27918文字
会話率:52%
自堕落な生活の末に死ぬ運命だった男がマザーコンピューターに牛耳られた世界に未来転生する。男は与えられたチート能力を駆使して衰退した人類を想いの赴くままに掻き乱す。
最終更新:2016-08-13 15:15:11
15007文字
会話率:34%
脳内の空想に住んでいる主人公の物語。
「何かが有るような、無いような。何かが混ざり合っているような、単一のような。分裂し始めているような、それらが統合されるような、終わるような」物話。
六部構成。
2006年の作品。
文芸誌に応募、落選。
ネット小説大賞に応募、落選。
SNSに上げたことがあります。
2014年に加筆、修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-26 00:00:00
84633文字
会話率:5%
「私ですか?ゾンビを山ほど撃ち殺したいので冒険者になりました!!胸の中は夢でいっぱいです!」
どうも皆さんはろぅはろー!!息災でしょうか童貞の諸君?
私こそは世界一、いやいや宇宙一超絶可愛くてハイパー高性能な美少女AIグレイ・ハウンド!
!好きな言葉はジェノサイドとオーバーキル。です。
この度、諸般の事情からファンタジー異世界で冒険者稼業にチャレンジすることになりました。
わー!ひゃー!はい拍手ー、ぱちぱちぱちー!!っと。
いやー、自分で解説から盛り上げまでこなすとはもうね、グレイちゃんはまったく働き者です。いえいえツッコミはご無用。
さて。
お話の舞台はマザーコンピュータ『アヌビス』が実験場として作り上げた仮想ファンタジー世界バーリ・トゥード。仮想でありながら現実世界の人の思念や魂を取り込んだ世界であり、住人は自分で思考し、反応し、生きて、死にます。つまり、――――現実となんら変わらない世界なんです。少なくとも、体感するうえでは。
そして私自身は、元々マザーコンピュータが生きている限り複製されるただのアバターの一個体に過ぎない。でもねえ、この世界で死ねばこの体に刻まれた記憶や、身に着けたちょっとした性分なんてものは、消えちゃうんですね。コピーはいくらでも生み出されるけど、ここにいる私は死ぬと言ってもいいでしょう。
だからゲームに過ぎない世界だけど、私にとっては己の存在価値を、意地をかけた本気のゲーム……とかいうやつになるわけです。
私に課せられた目的はこの空間で冒険する中で様々な経験を積み、自分自身の知性に刺激と成長をもたらすこと。
ま、ぶっちゃけると銃撃戦とお宝とストレス解消こそ目的の一つなんですけどー。ねぇ~?役得ってやつですよぉ。退屈しませんや。
ってことで、未来世界のスーパー人口知能ちゃん、ローグライクに冒険者稼業。
生きるためならカエルも冒涜的生物も食糧にするしジジイもドラゴンも聖騎士様も平等に蜂の巣にしちゃりますわぁ。オホホホホーッ!
そう、グレイちゃんこそ君達の求めたプリティでキュアキュアでヴァイオレンスでありつつも上品で可愛くて知的な、――ええい!とにかくイカした主人公なのです!!文句あるか!?
さあさ迷わず読めよ読めばわかる!!善は急げですよ諸君!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-28 00:12:00
26728文字
会話率:32%