広大な草原の中、ぽつりと取り残されたような深い森に抱かれた小さな国。
列強に囲まれた遊牧の民を祖とする者達の暮らしぶりを、ひょんな事から書き記すことになったひとりの城仕えの見習い書記官がいた。
一般庶民として生きる彼がめがね越しに眺める、こ
の国の風景とは。
ムーンライトノベルズにて連載中の「音之國ノ物語」(女性向け:R-18指定)の世界を、庶民からの視点で眺めた副読本としての作品です。
本編の登場人物が時折出入りする淡々としたお話ではありますが、のんびり楽しんでいただければ幸いです。
※本作品は全年齢対象です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-30 21:56:09
55588文字
会話率:51%
ある朝、登校途中の桜は自宅マンションのエレベーターの中で家が隣なのにめったに喋ることのない微妙な幼なじみの関係となっている向井田楓とともにエレベーターの中に閉じ込められる。パニックに陥りそうになる桜の横で、普段は無口で何を考えているのかわか
らない幼なじみが取った行動とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-04-23 23:24:58
5733文字
会話率:29%