とある幻想世界で、下天した叡智と魔術の神は頭を抱えていた。
技術的にも魔術的にも停滞した世界を活性化させる為の、新たな魔術系統の開発に行き詰っていたのだ。
魔術体系の開発自体は辛うじて何とかなるものの、使用感や問題点の洗い出しに手が足らない
。
そこで魔術の神は思いつく。人を雇おうと。
一方現代。とあるTCGプレイヤーは絶望の中で命を落とし、ただ朽ちて消滅を待つのみであった。
そこへ異界の魔術の神が囁きかける。
うちでテスターをやらないかと。
報酬は新たな生と魔符魔術…魔術の神が新たに開発する魔術体系の最新知識そのもの。
こうして幻想世界で元TCGプレイヤーは魔符魔術の先駆者、カードマスターへの道を歩みだした。
※R15と残酷描写ありは念の為の保険となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 00:00:44
110823文字
会話率:22%
時は現代日本。
この国では、とくに若い世代で静かに騒がれているゲームがある。その名前は《ヒストリアン・マッチ》。
古今東西問わず、歴史上の実在人物をカードに落とし込み、その偉業や逸話で戦うTCG。
ただし、このゲームは歴史を知ってい
るからと言って勝てるものでもなく、攻撃力・体力・コストの素早い計算力、そして、運に左右される。
その《ヒストリアン・マッチ》において、プラチナランクに通算3期以上在籍する認定プレーヤーで、年間トップの成績のプレーヤー8人による戦い“ゴールデン・マップ”争奪戦――通称:“レギオン・バトル”が毎年年末に開かれる。
今年の“レギオン・バトル”に参戦するのは、知力と運力に恵まれた小学生から社会人までの8名の男女。はたして彼らはどんな戦いを見せ、だれが“ゴールデン・マップ”を手にするのか!?
※制作協力:采火様
※あくまでフィクションです。
※同作者作品『偉人ゲーム』の元ネタになったゲームです。
※セルフパロディ要素を多分に含まれます……が、本編を読まなくても分かる内容です。出てくる歴史上の人物は一部を除き実在し、1800年代までを対象に“歴史上の人物”としています。
※あくまでフィクションです。
※某型月なアプリゲームをTCGに落とし込んだものと見ていただいて結構です。
※歴史上の人物のレア度については、その人物が持っている偉業や逸話などを考慮して決定してます。
※あくまでフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 22:43:33
36346文字
会話率:35%