茶道の心得のある少年、古賀利康。
ある日彼は、踏み入った覚えのない森の中に突然放り出される。
エルフ耳の少女に保護された利康は、自分が地球で無い別の世界にいることを知る。
その暮らしの中、あるときは願われ、ある時は自分から、足りぬものを試行
錯誤で補いながら茶席を重ねていく。
その動きはやがて、一服の茶に自己の美学を追求する芸術を、異世界に波紋のように広め始める。
『異世界茶数寄』本作品を、作者、及びサイト運営者の許可なく、転載、又は翻訳による転載を固く禁止致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-18 17:53:45
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会話率:27%