わたしは人間が嫌いだ。話すことは疎か、姿を見るのも嫌。声が聞こえてくるだけで不快な気分になる。目指すは一億総無関心。わたしに構うな煩わせるな!
だというのにある日突然見知らぬ世界に喚び出された。これはもう面倒事の匂いしかしない。選ばれし
勇者? 選んでくれなんて言ってない。魔王退治? 自分たちの世界くらい自分たちでなんとかしたら? だから嫌だってば!
――で、だ。気付いたらなぜだか魔王の側に付いていた。お側付きなった目付きの怖い幼女なメイドにはいつの間にか頭が上がらなくなってるし……どうしてこうなった?
そんな主人公がいく異世界譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 20:00:00
146452文字
会話率:46%