相撲と並んで把律道<バリツ・ドー>が国技となったパラレル日本。
バリツ・アスリートの山部タダオは、一度も栄冠を掴めぬまま試合中に倒れて死んだ。
そして、異世界で巨大なシマエナガ(・▴・)のような、もふもふ毛玉鳥の魔物に生ま
れ変わった。
得意の投げ技が二度と使えない腕になってしまったことにタダオは絶望するが、ある時、異世界の落ちこぼれテイマー(魔物使い)・リラと出会い、成り行きで彼女を守るために戦ったことで、今こそバリツの力と精神が求められていると感じ、戦いを決意。
『スノーウィ』という今生の名を与えられたタダオは、生来の脚の爪を用いたキック・バリツを武器として、リラの使役獣となる。
バリツ無き世界にバリツを示し、バリツの力で人々を救う真の把律家<バリスト>……バリツ(・▴・)シマエナガとなるために!
★作中の記号に関して★
【* * *】 時間経過を伴う場面転換。視点変更を含む場合もある。
【◇】 同一場面内・もしくは同一の時間内での視点変更。
【(・▴・)】 シマエナガ。言葉として読まなくて大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 16:36:59
70696文字
会話率:25%