崇徳院、という言葉を、意味もわからないうちに落語で知ってしまった人からすると、歴史の現実は、つら過ぎて耐えられない。
最終更新:2024-12-08 00:00:00
274文字
会話率:0%
連載中の小説「北条義時」の外伝です。
最終更新:2021-05-04 01:34:14
769文字
会話率:0%
紫石ノ詩(しせきのうた)。
古代。都を奈良から京に移して313年。嘉承二年(西暦1107年)。鳥羽天皇が即位した年。
神々は未だ根付き、魑魅魍魎は跋扈したまま。
妖怪退治を専門とする陰陽師は、およそ百年前に存在していたとされる加茂
忠行や半妖術師、安倍晴明らが全盛期で、それ以来は各々力を持っていない。
代わりに台頭したのは、霧崎家。
家自体は陰陽師と名乗っているものの、その実態は薄暗い術師一族。
堕ちた神を斃すヒト、聖(ひじり)はその霧崎家を強く憎んでいた。
良い神を斬り伏せ、村を貶めたあの一族を。当主の名を。
「霧崎家……私は、許さない」
これは己の罪と葛藤し、憎しみを燻らせた男の生き方。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 17:57:06
46551文字
会話率:36%
鳥羽院の中宮である待賢門院に仕える歌人の堀河は、ある夜奇妙な男を拾ってしまう。何者かに追われ重傷を負った男を、仕方なく御所の自分の局にかくまう羽目に陥った堀河。しかし、やがて彼女は疑念を抱き始める。この男は果たして人間なのか。それとも……。
※この作品はブログ『佐遊李葉』にて連載済ですが、小説の置き場を統一するために、こちらで再度連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 15:32:16
123897文字
会話率:25%
日本ホムンクルス協会は西暦2030年に作られた組織である。
多くの支援を賜り、科学的なアプローチにより5年後の2035年にホムンクルス第一号を完成させた。
ただし倫理的問題ならびに諸権利をどのように設定するかで政府との軋轢を生み、一度は
解散に追い込まれた。ただし東京医科技術開発院において継続して研究は行われ、2年後の2037年に第二号となるホムンクルス”太陽”が完成。明けて2038年にはおよそ2500年~3000年前の遺骨からDNAもしくはRNAを抽出できさえすればホムンクルスを作ることのできる技術が開発された。それも記憶を保持したままである。
そこで政府は歴史研究に有用だということで一部制限の上でホムンクルス製作を許し、ホムンクルス第三号として平安末期生まれの人物が選ばれた。諸資料によるとこの人物は日本史上におけるホムンクルス製作の先駆けとされ、撰集抄という古文書に記されている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 14:17:12
3830文字
会話率:50%