「だって、『支配者の七宝(ルーラーズセブン)』を作ったのは、あなたじゃないですか!」
女神からの依頼をうっかり了承してしまったため、魔物使いが主人公のRPG『リ・マルガルフの希望』の世界へと召喚されてしまう。女主人公でプレイしていたため、
身体は女。違うよ、女になりたかったんじゃないよ、可愛い子が頑張るのを愛でていただけだよ。現地で詳しく事情を聞いてみれば、自分の作ったMODのせいで世界が危ういのだとか。いや、readme.txtに一切の責任は負わないって書いたよね? と思いつつも、愛着のある世界は見捨てられなかった。
ネタ装備にして最強装備であり自分の黒歴史でもある、七つのマジックアイテムを追加するMOD『支配者の七宝(ルーラーズセブン)』。七つのアイテムそれぞれが異なる特殊能力――遠隔視覚・時間停止・未来予知・物質透過・認識阻害・身体加速・瞬間転移――を持つ、ネタと遊びと自己満足のシロモノ。まさかこれが原因でゲームの世界に召喚され、七宝を持った相手が自分の敵になるとは。
でも従魔たちは可愛いし、新しく仲間にした魔物たちも可愛いし、自分と一体化した女主人公も可愛いし、結構楽しくやっていけるんじゃないかな。
※あらすじの内容に到達するのは、大体十話目くらいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 00:38:09
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会話率:32%