ある時皇帝レオンハルトは、鉱山に巣くっている魔物を討伐した。その魔物は町の少女を花嫁として差し出させていたらしい。レオンハルトに目もくれず、死に行く魔物を悼む少女は、レオンハルトにとって使い道のある女の子だった。誰にも渡さぬように、彼はこの
少女との結婚を決めて実行したが…… という話です。短編リハビリなので、わりと設定ふわふわしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 18:00:00
5109文字
会話率:43%
この国の王女として生まれたミルシュ姫。
彼女の瞳は生まれつき赤い。
それは魔物の国の王イグリス様の花嫁である証でもあった。
ミルシュ姫には特別な血も流れていた。
その血は魔物たちを誘き寄せ、惑わしてしまうほどの甘美な匂いを発してい
た。
彼女は民を守るためにも、日夜寄ってくる魔物を倒して回った。
18歳になってイグリス様の花嫁になるその時を待ちながら。
そんな中、隣国の王子様が魔物に襲われているのに出くわしてしまった。
ミルシュ姫は、美しい彼が怪我をしてはいけないと、咄嗟に助けてしまう。
それがきっかけで、言葉が通じない隣国の王子様とミルシュ姫の距離は縮まっていくのだけど……
運命は変えられなかったけれど、最後まで愛する人々を守り通した、気高く美しいミルシュ姫の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 07:08:26
14800文字
会話率:21%