魔法少女が悪《ヴィラン》と戦う世界。魔法少女ではない一般人は、いつ現れるか分からない敵に怯えて暮らすしかなかった。
でも私は違う。なぜなら、私の親友は魔法少女だから。一緒にいればいつでも安心……そう思っていた。──そう、あの日までは。
最終更新:2022-10-10 20:35:57
108329文字
会話率:59%
いっけな~い、遅刻遅刻ぅ~☆
アタシ、神那しおり! チョッピリうっかりな夢見る乙女!
などと脳内モノローグを繰り広げながらバタバタと不格好に走る不審者。彼女の斜め後ろでは煤けたマスコットが呆れたように大きなため息を吐く。
「こ~れ
だからしおりは。ちゃ~んと準備しておかないから慌てるハメになるッピ~」
「…うっるっせえー! 元はといえばアンタが勝手にお茶請け用の菓子を貪り食ったせーだろーが!!」
「ギュエエ!! ギブギブ!!! 首締まっちゃう首!!!」
神那しおり。42歳。
彼女はタルピーという|謎の生命体《マスコット》のせいで伝説の魔女っ子ヤヌーシュカとなり、闇の組織シャーデンフロイデと戦う宿命を背負う。
が、それより大切な使命は――会社のおばちゃん軍団と恙なく仕事をこなすため、持ち回りのお菓子を絶対に忘れないという事であった!
急げ、しおり! コンビニはあと500メートルくらい先にある!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 00:00:00
10347文字
会話率:42%
魔法少女“有芽知まほ(ありがちまほ)”。
彼女の通う学園に、転校生“来葉るり(らいばるり)”がやってきた。
その転校生は、世界の覇者とまで呼ばれる超企業のお嬢様。
転校生に湧く学園であったが、その学園に異変が起こる。
学園にモンスターが侵入
したのだ。
モンスターの侵入に気づき、まほは魔法少女となり、単身そのモンスターに戦いを挑む。
しかし、その圧倒的な力に苦戦。
そこに現れたのは、なんと転校生るりであった。
魔法少女ではない彼女が、モンスターへと放ったのは・・・
(あ、あれってゲームに出てくるあれだよね。確か名前は・・・)
「ぱ、ぱんつふわっと!!」
基本はゆる~くまったりと、しかし時々シリアスに!?
王道魔法少女は魔法で!魔法少女風少女は、魔法っぽいもので!
2人はモンスターと激しい戦いを繰り広げる!!(予定!)
そんな学園ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-24 04:13:26
64276文字
会話率:39%
「私のパートナーになって欲しいの」と彼女は言った。
「え、なんだって?」とかラブコメ風に聞こえてないふりをしたが、無駄だった。
僕は目の前に突如として舞い降りた彼女とパートナーになることになってしまった。
しかも彼女は自分は魔法少女だと
名乗る。やれやれ、と僕は現状を諦観する。
いつしか彼女は良い魔法少女ではないということに気が付いた。
世界の平和を守る魔法少女ではなく、世界を破壊する魔法少女だったのだ。
そして僕はもう一つ、重大なことに気づく。それは。
僕が彼女に恋をしてしまったということだ。
全ては手遅れだった。気づくのが遅すぎたという話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-24 00:00:00
6783文字
会話率:43%
子供の頃からの夢が叶って憧れの玩具メイカーに入社したはいいが。
長年連れ添った童貞ともお別れ順風満帆な新入社員生活をすごしていたら“魔法少女にならないか”と上司という悪魔のお言葉が。
22歳って少女の年齢じゃないし!!それ以前に僕は男だ
し!!これどう考えても魔法じゃないですよ!!順風満帆な生活から突っ込み処だらけな悪夢な生活にまさかのチェンジ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-07 01:00:00
4789文字
会話率:16%