職業として、魔導具師が人気を得ていた時代。一流の魔導具師になる前は、誰もが見習いだった。
そんな魔導具師見習いの間で人気がない仕事が【魔法文字の校正】
ひとえに見習いが出来る仕事の中でも、目立たないから。どの仕事でも裏方は不人気である。
ただ一人、魔導具師見習いの◯◯は違った。彼女はその中でも特殊で、【校正士】という資格まで持っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 07:10:00
582文字
会話率:27%
「カナタとあたし、二人の知識を合わせて最高の魔導具を造りましょう。そうして世界を救うの。迷宮の氾濫で悲しみを背負った人をこれ以上生み出さないためにも」
世界各地に現れた迷宮から魔物と瘴気があふれ、人類が生存領域を失いつつある世界。身寄りを
失ったカナタは、魔導具師のサラに救われた。
サラが魔導具の研究を進め、カナタは魔石の研究を進める。ある日、カナタは人工魔石の精製という偉業を成し遂げる――が、発表を目前に迷宮の氾濫に巻き込まれてしまう。
新婚で妊娠中のサラをシェルターに押し込め、救援を呼ぼうとするカナタだが、試作の転移陣が誤作動を起こしたことで200年後に飛ばされてしまった。
心の拠り所を失ったカナタは目的を見失う。そんなカナタが出会ったのは、代々魔導具師を続ける家に生まれながら、魔導具を造れない見習い魔導具師の少女だった。
未熟ではあるが、サラと同じ輝きを彼女に見たカナタは、サラから学んだ知識を彼女に与え、二人で試行錯誤しながら新たな魔導具を生み出していく。
そんなある日、カナタはサラからのメッセージを発見する。これは、200年の刻を超えてなお、約束を果たそうとする少女達の物語。
世界で唯一魔石を造れる少女と、魔導具師見習い少女の物作りファンタジー!
本作は他サイト様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 20:00:00
127218文字
会話率:54%
エールズ家の長女アリシアは、十五歳の誕生日を迎えた。しかしその先を歩くことはできない。両親に、妹に、使用人に裏切られ殺される。死んでも蘇り、また同じ運命を繰り返す。
アリシアは何とか死の運命とループを回避しようと奮闘するが敵わず、次第に心が
傷ついていく。そんな彼女が最後に思いついたのは、エールズ家から逃げることだった。
ループに苦しむ令嬢の命をかけた逃避行が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 18:00:38
16102文字
会話率:34%