王の弟のことを「公子」という。本当の厳格な意味は違うのだが、ほとんどそういうものだ。
400年前、僕は「魔王 リュツィフェール」の弟「魔公子 バアルゼブル」として生まれてしまった。
今日の僕の仕事は、兄のちょっとお間抜けなところを尻拭
いしたり、組織内の意見を色々と聞いたり、街中を回って民の不満を直接聞いたり、なんか色々することだ。
王様の弟という立場の割に自由なこの立場で、お兄ちゃんの右腕として魔界に平和をもたらし続けていくのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 15:30:00
953文字
会話率:66%
魔界と人間界を繋ぐゲートは7つある。それぞれを管理する公子たちは仲が悪く、今日もどこかで小競り合い。既に日常となったそれに、新参者の女は馴染めず逆鱗に触れてしまう―――。それすらも日常となった、魔公子様のひとコマ。※直接的な表現はありません
が、さらりと残酷ですのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-23 16:53:30
2405文字
会話率:44%