今となっちゃあ何で死んだのか、ハッキリと覚えてねぇ▪▪▪
誰が何のために俺をこんな世界に送り込んだんだ?
散々な経験を積み重ねて死ねないことが分かった。
死ねないと言うことは、地獄に生きることと同じだ▪▪▪
だがな、そんな絶望的な中で、数少
ない楽しみを見つけた。
『美味い飯を食う』
『美味い酒を飲む』
『葉巻の香りを楽しむ』
実に人間らしい欲求じゃねえか?
だが、この欲求は人間的な感覚じゃなければ満たされねえんだ。
生きるために食うのじゃねぇ。
逃避のために飲む訳でもねぇ。。
既に『魔王』並の力を手に入れて、不死の体を得たが、その力に任せて『恐怖』を撒き散らしても『人間が心を込めて作る美味い飯』にはありつけないのだ。
単純に『食う』ためなら『美味い』は必要ない。
『美味い』は人間だけの物なのだな。
だから俺は『魔王』にはならない。
そして『美味い飯と酒』を楽しむためだけに『人間的』に金を稼ぐ訳だ。
俺の名前は『カンゾウ』。
だが、この世界のやつらは『ガンゾウ』としか発音出来ないらしい。
まあ、そんなことは、死なない俺にはどうでも良いことだがな。
そんなことを考えるのに0.00003秒。
いや、測ってないからわからんな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 09:59:00
484601文字
会話率:42%
深夜、酒場や宿ですらも店を閉め、静かになった場所でも、ただ一軒明かりがついている。夜を通して店を開けるこだわりが店主にはあった。「飯と酒、生きていくには必要なものさ」店主のこだわりはそれにつきる。
「墓守は今日もアンデッドと共にある」の
世界観を作っている時に書いていた短編です。執筆中に眠らせておくのもなぁ、と思いながら投稿することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-05 07:54:26
3468文字
会話率:51%
限界工場土方が日々を生き抜くために飯と酒に縋る日常を描く自分語り。
適当に作ってもある程度うまいツマミをテーマにしております。
高校生とか大学生に読んで欲しいわね。
最終更新:2020-07-19 19:47:48
1648文字
会話率:8%
俺はとにかくどこでもいいから飯と酒にありつきたいと思いながら入り組んだ路地を彷徨っていた。今日はろくでもない用事のために、わざわざ横浜まで足を延ばしていたのだった。雑然とした横浜西口の町で偶然出会う人々の日常は徐々に以前とは違ったものになっ
ていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 20:45:02
114133文字
会話率:41%
いつものように、雷神・鹿島が諏訪のもとへやってきた。土産の菓子と酒をぶら下げて。ふたりきりの夕飯と酒の席もそこそこに、一緒の部屋で並んで寝ていると、鹿島の様子が急変した。「そっちに行っちゃだめだ」――悪夢にうなされながら、鹿島はそう叫ぶ。久
々な風神雷神コンビの短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-04 21:53:57
3976文字
会話率:49%