罪あるものを無罪としなければ俺たちが殺される。そんな理不尽な裁判。それが『悪魔裁判』。
気が付くと知らない場所にいた。
その世界で出会った俺たち6人と裁判長と名乗る天使だった。
裁判長はここで裁判を行うのだと言う。そして、あなたたちは裁判
員であると言う。そしてすべての裁判が終われば元の世界に戻れると言う。
その裁判は『僅かでも被告人に非がある場合、有罪とし死刑とする』という特殊なものだった。
最初の被告人は『いじめを行い相手を死に至らしめた者』だ。
それに対して全員一致で有罪とした瞬間、突如として現れた悪魔たちに殺されてしまう。
……という夢を見たと思ったがどうやらループしているらしい。
武器もなく武力で立ち向かうことのできない状態なので裁判で勝負するしかない。
そして気付く。裁判もいじめじゃないか?冤罪だったら?法律が間違っていたら?そうすると相手を死に至らしめた者とは自分たちの事を言うことになる。
再び行われる裁判で俺は無罪を主張する。
がしかし、そこに悪魔たちが乱入する。その中心で何食わぬ顔をして乱入した悪魔6体も裁判員だと言う裁判長。それぞれは七つの大罪に相当する悪魔たちだった。
それに対して俺たちは6人。多数決ではダメだ。悪魔たちを理屈でねじ伏せないと生き延びられない。
こうして悪魔たちとの法廷バトル『悪魔裁判』が始まる。
幾度かの『悪魔裁判』を死にながら乗り切って、たどり着く先で真理にたどり着く。
※この物語はフィクションです。
※『カクヨム』でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-20 00:00:00
110155文字
会話率:47%