ヴァルハラDC(ダンジョンセンター)は、人間界に『ダンジョン』を実現するための霊魂システムを高度に集積させたデータセンターである。開設以来、千年の間、大きな事故がなく運営出来ているが、他のデータセンターに比べればまだまだ新設のデータセンタ
ーであった。
しかし、千年も運営していると色々な伝説も生まれるもので、ヴァルハラDCにはいくつかの噂がある。
――曰く、DCに住み着いたエンジニアがいる。
――曰く、DCから百年以上退館した記録がない。
――曰く、たぶん妖精。童貞万歳!
などなど。
この物語は、そんなヴァルハラDCを舞台とした、涙、笑い、そして、感動を呼ぶかもしれない、新人ちゃんと先輩さんの業務日誌を再構成した物語である。
■登場人物
・新人ちゃん
一人称:あたし。
主人公。天使。性別なし
いつもAラインのワンピースを着ているチビ天使。でもデータセンターでは重宝される怪力の持ち主。
・先輩さん
一人称:私。
凄腕エンジニア。ヴァルハラでは猪の肉が食い放題と言われてきた煉獄出身の悪魔。おっぱいが大きい。
・妖精さん
ヴァルハラDCに住み着いていると噂の未確認凄腕エンジニア。背が小さいらしい。
・上長さん
一人称:我々
新人ちゃん、先輩さんが所属するチームのリーダー。深淵出身の悪魔。頭が複数あるため、一人称は「我々」と複数形。
・エンちゃん
一人称:僕
スモールダンジョンのエンジニア。スモールダンジョンはM2Wマシン室にサーバーをラッキングしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 21:30:46
44600文字
会話率:40%
ぼくには特技がある。
食いだめである。
でも、食い放題店の店長はぼくの顔を見ると嫌な顔をする。
それで代案を行使することにした。
ぼくにはその権利を行使する権利があると確信している。
最終更新:2015-08-20 10:00:00
957文字
会話率:0%
私立紅葉高等学校に入学した竜胆鷹(りんどうたか)は一緒に入学した幼なじみの見尾秋(みおあき)と共に「料理ができる男子はモテる」という理由から、調理部の見学に行こうとする。しかし、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が
4人集まらなければ廃部になると聞かされる。その後、スイーツ部の見学に来るつもりで鷹の勧誘で調理部に来てしまった麦谷時(むぎやとき)は、鷹と秋のやり取りを聞いているうちに彼達を気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。
一方で、主人公の悠木爽(ゆうきさわ)は何か部活に入ろうとするが何も思いつかず、2週間もの間入部届を書けずに日々を過ごしていた。幼なじみの崎山仄(さきやまほのか)から「これはもうあれね。あんたもう、自宅警備員になりなさいな」と言われ、焦る。そんなとき、調理部の存在を知った爽は「調理部に入ったらタダ飯食い放題!?」と思い入部届を出してしまう。本来の活動内容を知って自分には料理できないと思い、入部を取り消してもらうために部室へと訪れた爽だったが、3人の料理を食べて心を動かされ入部を決心する。
こうして集まった4人は、練習・合宿・学園祭とゼロからの調理活動を行っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-29 01:04:16
182文字
会話率:0%