平民だけの楽団・フルンゼで最年少チェリストとして活躍するミア。
恋にあこがれる年頃の彼女は、とある夜会で美形の貴族・カイに“デート”に誘われる。
甘い言葉にちょっとだけ心が浮かれたのも束の間、彼の真意は――まさかの引き抜き?
子ども扱い
されて過ごすフルンゼの毎日は、ちょっと面倒で、でもどこか心地いい。
でも、新しい楽団は、条件もいいし将来性もあるらしい。だけど――ほんとうに大事なことって、なによ?
14歳のミアがリアルに感じた物語。
※連載中『婚約者の王子より、冴えないチェリストに恋をした公爵令嬢の話』のスピンオフですが、単体でもお楽しみいただけます(∗ ˊᵕˋ ∗)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 19:40:00
3889文字
会話率:51%
わたしたちは、ふたりで夢を見た。
――世界一のDJになるって。
高校二年生の玲子は、音楽を作るのが好きな、ちょっと内向きな女の子。
幼いころ、姉と見た伝説のDJライブに心を打たれ、ふたりで「トップDJになる」と約束した。
でもその夢は、姉
の突然の死とともに、胸の奥にしまい込まれてしまう。
それでも玲子は、自室でこっそりとDAWをいじり、誰にも聴かせたことのない音を作り続けていた。
ある晩、制作中のトラックを流しっぱなしで眠った彼女は、
気がつくと“音で心を伝える”不思議な村にいた。
そこで出会ったのは、言葉ではなく旋律で想いを伝える少女・ルミナ。
古く素朴な音があふれる村での出会いが、玲子の音楽の世界を少しずつ変えていく。
……そして朝。
玲子が目を覚ますと、隣には――現実にいるはずのないルミナの姿があった。
現実と異世界が、音でつながる。
止まってしまった夢も、届かなかった想いも、もう一度鳴らせる気がした。
「この音、あなたに届きますように!」
願いを込めて――音楽青春ファンタジー、スタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:52:28
9492文字
会話率:25%
一生、忘れることはないのだと、焼き付いた光と歌声がある。
とある田舎町で、300年以上続く夏祭りがあった。最終日には花火が打ち上がり、それに合わせて音楽を流すのがその祭りの名物となっていた。
来年、特別演出として、その花火の下で生のライブ
パフォーマンスができるという一大イベントが開かれることとなり、そこにエントリーしようと意気込む天宮楓だったが、楓は一つのトラウマを抱えていた。。
そんなある日、偶然音楽室でピアノを弾いている朝陽仁と出会う。
「僕で良かったら、天宮さんと一緒に花火の下で演奏しますよ?」
二人の出逢いから、一夏の花火と音楽の物語が始まる。
「花火の下でピアノを弾く少年」のイメージと、とある楽曲から着想を得た、音楽青春小説。
美しい音楽と風景を、小説で描いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 07:00:00
81436文字
会話率:42%
大学で二人バンドを夢みた響(ひびき)が出会ったのは、天才的な音楽家の才能を持ちながらも、過去の闇に包まれ、音から逃げ続けている、奏音(かなと)だった。響との出会いが奏音を再び音楽の道へと導いていく。
響のまっすぐな気持ちが奏音を過去の闇から
救い出していく、大学生の音楽青春ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-14 14:22:39
25686文字
会話率:58%