平民だけの楽団・フルンゼで最年少チェリストとして活躍するミア。
恋にあこがれる年頃の彼女は、とある夜会で美形の貴族・カイに“デート”に誘われる。
甘い言葉にちょっとだけ心が浮かれたのも束の間、彼の真意は――まさかの引き抜き?
子ども扱い
されて過ごすフルンゼの毎日は、ちょっと面倒で、でもどこか心地いい。
でも、新しい楽団は、条件もいいし将来性もあるらしい。だけど――ほんとうに大事なことって、なによ?
14歳のミアがリアルに感じた物語。
※連載中『婚約者の王子より、冴えないチェリストに恋をした公爵令嬢の話』のスピンオフですが、単体でもお楽しみいただけます(∗ ˊᵕˋ ∗)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 19:40:00
3889文字
会話率:51%