星宮奏は生まれた時から人の感情や眺めた風景が音として聴こえる少し変わった女子高生で、空を見上げてはいつも一人悲しげな表情で歌っている。
この世界は無機質な電子音に囲まれていて、感情の分からないノイズだけが鳴り響くようになってから……いつし
か心を閉ざしてしまった。
そんな彼女はある日電子図書館に遺された光り輝く本の中に過去の写真が奏でる音を見つけて……。
………これは心を閉ざしてしまった少女が過去の失われてしまった音を見つけた事で希望を見つけ、メロディアムとして依頼者の感情や風景を形のある音として渡したい人に送り届ける事を通して汚れてしまった世界の音を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 20:25:28
2484文字
会話率:31%
俺は……最期の瞬間まで演奏者でいたいんだ!
数々のコンクールを総ナメにしてきた
弱冠17才の天才ピアニスト
音村 奏助
ある日、幼馴染みの神楽 奈々歌の父で、
自身のピアノ講師でもある神楽 弦の書庫から
1枚の古びた譜面を見つけ演奏するが
「その曲を弾くな!!!」
滅多に怒鳴らない弦に驚く奏助は、
その日を境に、不気味なメロディに包まれて行く
そこには奏助の知らない
ある世界の存在が関わっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-22 21:03:59
18775文字
会話率:41%