零糸《あやし》町で暮らす、生まれつき物怪が見える薫は、大学生ながら人と物怪の仲立ちをするのが日課であり、趣味だ。居候である風変わりな西洋人、スワローと共に、彼女は今日も誰かの悩み相談に乗り続ける。
何故か夜の間に眠れなくなってしまった
少女。自分の暮らす山が急激に澱んでいることに頭を悩ませる精霊。
彼らの悩み解決のため、ありとあらゆる妖怪と話せる力を存分に使い、薫は今日もスワローを引き連れて走り回る。
そして、彼らの悩みに付き合う薫自身にもまた、どうにもできない悩みがあるようで……
趣味全開で書いた妖怪もののキャラ文芸小説になります。ちょっとミステリーっぽい何かが入ってる短編とか中編を纏めた感じ。
この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-05 20:42:45
21196文字
会話率:42%