吾輩は雪見大福である。
白い猫である。
人間たちは吾輩をメインクーンなどと分類しているらしい。
アライグマのような乱暴者と同一視されるのは、甚だ遺憾だが理知的で心優しい猫として、寛容な心で許そうと思う。
そんなことより吾輩は憂い
ていた。
猫飼い主達の結婚状況を憂いていた。
ほんの少し身体が丸くなったせいで、飼い主からオヤツのちゅーとろが貰えないことを憂いていた。
それもこれも飼い主が落ち込み気味なのが悪い。
残業帰りのお疲れモードでも優しい飼い主だが、お酒が入ると「出会いがない」と嘆く日がある。
仕事は充実しているらしい。
花形の秘書課などと呼ばれる組織に配属されて、氷帝と呼ばれる若きイケメン社長という推しのそばで仕事できて嬉しいと言っていた。
正直、飼い主がなにを言っているのかわからん。
職場に出会いがあるではないか。
吾輩はそう思うのだが、社長とやらはあくまで観賞用らしい。
仕事が出来すぎて、自分にも他人にも厳しい。
ミスで叱責や詰問されることなどはない。
けれど優しいわけではない。
なんでも無言で人を見限り、他の部署に飛ばすのだとか。
そのため氷帝とやらが社長になってから秘書課は入れ替わりが激しいらしい。
飼い主が秘書課に配属されたのもそのおかげだとか。
人間とは大変である。
飼い主の愚痴が増えたのは先月の誕生からだ。
どうも人間社会では25歳を過ぎればアラサーという呪いにかかるらしい。
いくら仕事が充実していようと、恋人がいないと焦燥感に駆られて悲しくなるのだとか。
人間とは複雑である。
ちなみに吾輩のちゅーとろが減ったのはその前からだ。
飼い主が吾輩を見て、深刻な表情で「ダイエットさせなきゃ。私も一緒に頑張るから」などと言い始めたのだ。
人間とは失礼である。
そんなとき吾輩は知ってしまった。
家を守っているときに、適当にテレビ番組をつけていて知ってしまった。
人間は猫を飼うと結婚しないらしい。
なんと犬を飼うよりも結婚しないらしい。
これは家猫として看過できない問題である。
このままでは家猫の地位が危ない。
飼い主の婚活を促進しなければ。
こうして吾輩は外に出て、電車に乗り、飼い主の会社に向かった。
そして現在、吾輩は社長室で氷帝と対面している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 11:00:00
32132文字
会話率:30%
ただ毎日の積み重ねの結果のはなし
最終更新:2022-04-25 22:16:18
753文字
会話率:0%
カオス、そう、カオス
シリアスもギャグもわからん
俺は
雪見大福ちゃんが大好きだった。
皆も雪見大福ちゃんが好きだ
まるで偶像の用に
雪見大福はどこまでも続くのかもしれない
かわいい
雪..記 メグミルk
バニラ味...
彩都神..?
あ
あ
雪見大福にチョコレートをぶちかけたりケチャップをかけたりして
雪見大福を彩る鼻毛なんだと
時代設定...
幕末だった気がするが..しかし..幕末も何も..たしか近代と幕末のフュージョン ってのだった
しかし..ほとんど現代とは異世界状態になっている..
もうだめだ!ああ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-11 16:05:08
29120文字
会話率:85%
一番大事なのは、健康ですね。
そして、次に大事なのは雪見大福です。アイスのやつね。
最終更新:2019-12-04 01:53:39
8629文字
会話率:16%
愛すべき相棒の誕生日に。
あなたと、誰かの、お話。
キーワード:
最終更新:2014-04-04 21:14:59
4500文字
会話率:22%
日本が最後に行ったあの戦争で愛する人をなくした女と日本が最後に行ったあの戦争で勝利者となり得た男のお話。
最終更新:2013-06-12 21:19:34
452文字
会話率:23%
読専のlove&peaceとたまに執筆する昼寝のコラボ作"第一弾"の読み切りです。
筋肉が異世界を駆け巡る物語の序章、筋肉が異世界に渡る寸前まで書きました。
※この読み切りは、昼寝一人が書きました。
※連載版は
、リレー形式で書いていきます。
※連載版に書いてある武器の名称や説明等は、Wikipedia先生を頼らせて頂く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-20 12:45:18
3720文字
会話率:41%
「ど」が付くほど平和な町『江都町』。
そんな平和なこの町でも治安を守る警察はいる。
このお話はそんな江都警察署に就職した主人公『犬山 健太郎』を中心に巻き起こる波乱万丈の日常の物語である。
最終更新:2013-07-21 20:25:03
10321文字
会話率:51%
東京で一人暮らし中のフリーター「黒山武人」のバイト先に奇妙な人物(?)が現れる。彼の自由気ままな極貧生活はその人物(?)によって変えられてしまうのか?!
ゆるい日常小説なため、気楽にご覧いただける作品です。
最終更新:2012-07-13 19:26:49
4435文字
会話率:25%
女の子が、コンビニの前で座り込んでいた。
雪見大福(アイス)を食べながら、さも楽しそうに、降り積もる雪を眺めていた。
その姿が余りにも印象的で、あぜんとする僕に、彼女は雪見大福のパッケージを見せながら言った。
「雪見です。」
僕は「イイっす
ね..」とだけ言って、またコーヒーをすする。
pixivにも投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-05 12:51:34
8534文字
会話率:33%
勘違いは誰にでもあることですが、勘違いをする理由にまで考えが及ぶ人間はそう多くはありません。
最終更新:2011-02-17 14:46:52
4459文字
会話率:70%