車窓からの景色は自分とは交わらないパラレルなもの。見つめるわけではないものの中から見えてくるものが出てきて、そのまま消えていかずにとどまっていく。此方から手を伸ばさなければ、隣の列車のひとのように、永遠に他人のままで離れていくものを此方か
ら手を伸ばして書き留めたふたつの場面です。
集団登校の男の子と初デートの彼氏。まったく別の顔が、いまは一つの顔でわたしの中にとどまっているのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 05:25:09
2557文字
会話率:19%
雨の土曜日。
僕と亜里沙と瀬那さんの物語。
鏡合わせの恋愛。
最終更新:2020-04-10 20:53:48
1882文字
会話率:7%