僕の家の近くに、ガーゴイルの像がある。
雨どいとかの機能を持たず、高さ10センチ程度の大きさで、公民館の敷地外側の段差に鎮座している。
その横によく、本を読むおじいさんが腰掛けるのだけど……。
最終更新:2019-11-23 20:00:00
2763文字
会話率:4%
私、クローディア・リントンには、昔から使役したい理想の姿があった。それは、屋敷にそびえたつ怪鳥を模した雨どい。
ある大雨の日、私は雨どいから大量の水を放出する様子に、見惚れてしまった。まるで私たちを、屋敷を守る守り人のようなその光景は、今も
私の心に深く刻まれている。もしそれが使役出来たらどんなに嬉しいだろう。
私は今日も雨どいに語りかけるのだが、ある日、魔法学校の授業で高位魔物を呼び出してしまったことから、私の生活は一変した。
「雨どい」をテーマにしただけなのに、ファンタジーになっちゃった、そんな話です。
タイトルを変えたいのに、いいタイトルが思い浮かびません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-04 05:48:37
5721文字
会話率:44%