公爵令嬢アドルフィーナは疲弊していた。婚約者である侯爵令息ゲルハルトとの関係が一向によくならないばかりか、学園に入学したことで悪化したからである。
かと言って婚約の解消は難しく、事を大きくしたくなかった彼女は兄のクラウスに相談する。お守りだ
とロケットペンダントを渡され、願い事をするよう教えられたアドルフィーナはゲルハルトとの関係がよくなっていくよう祈るが――……翌日、彼は気後れするほど美しい女性になっていた。
*以前『これもいつかは昔話』というタイトルで投稿していた話を手直ししました。全7話完結+その後の二人+おまけ一本。21時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 21:00:00
43410文字
会話率:41%
「君とは白い結婚になる」や「お前を愛することはない」からの溺愛が若干王道になりつつある昨今。
「結局、現婚約者or現結婚相手とくっ付くなら『元サヤ』タグを付けてほしい」という方が一定数いるようですが、そういう話に「これって『元サヤ』か?」
と、疑問を抱いて『元サヤ』タグを付けるのをためらっている、もしくは『元サヤ』じゃないから付けたくないと思っている恋愛書きの作者さん。
『絆され』→『関係再構築』というタグを付けるのは如何でしょう?
タグを付ける付けないは、最終的には作者さんの自由なのですが。「地雷踏んだっ!?」という読者側の事故? の、嘆きや怒りを少しでも緩和できるなら、『絆され』→『関係再構築』タグ付けのご一考如何でしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 08:10:42
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会話率:0%