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都市国家を防衛する精鋭――従軍王子に歴代最低成績で合格したトウヤは、自らを『最低王子』と自称し、周囲からも距離を置かれていた。
彼が自ら
のパートナーを決める『歓待式』で契約した『灰被り』は過去に三人の従軍王子と死別し、『孤独の靴』という蔑称で呼ばれる曰くつきの少女エラ。
「どうせ貴方とも、すぐ別れることになるだろうから」
「長い付き合いになることを望んでいるよ、エラ」
しかし、最低王子と呼ばれていたのは成績だけの問題ではなく……?
「……シンデレラカップなんだな」
「死にたいなら素直にそう言ったらどう?」
変態、クズ、最低と罵られても、トウヤはやっぱり諦めない。
変なところで紳士なトウヤの言葉と行動によって、二人の仲は徐々に深まっていき――
「一生、隣にいてくれるんでしょ?」
「出会った当時はあんなに毛嫌いされていたのにな」
「人間、生きていれば誰しも変わるものよ」
いつしか、トウヤはエラにベタ惚れされていた……!
これは諦めないことだけが取り柄の最低王子トウヤと、孤独を強いられた少女エラが未来を勝ち取るための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 22:19:47
14279文字
会話率:34%
突如、世界中に大量出現した災害生物『ゲマトリア』を相手に敗走を重ねた人間たちは、巨大な塔『バビロン』に籠城することでかろうじて生きながらえていた。日本に点在するバビロンは三つ。旧名古屋に位置する第二バビロンにやってきたのは、『ゲマトリア』へ
の対抗手段である調律師の才能がなく、オチこぼれとして育った苦労人『東雲海斗』と、そのパートナーの傲慢甘えたがり系ゴスロリ少女『フリッカ』。
彼らがやってきたことにより、第二バビロン所属の調律師、竹を割ったようなカラッとした性格の『鳴海川茜』と、リーダーとして納める真面目な猫かぶりお嬢さま『神無月銀河』を巻き込み、大きな事件に発展していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-12 19:04:34
75129文字
会話率:45%