本作は「イラクサのブーケ」 の続編ですが、どこからお読みいただいてもOKなお気楽エッセイです。ただし、人間の悪意がテーマなので全編通して内容が腹黒です。私自身は人間性善説を唱えております。
実妹Zと母方叔母、つまり母の実妹J、その妹Fは固定
代名詞(アルファベット)を使用しています。
(令和二年三月二十六日追記・実母の姉妹ですが長女が母、次女が勤務先の農協で横領をしていた叔母J,三女がFでJの横領と実印の不正使用を私に示唆しました。私はいつ死ぬかわからぬので私の子孫のためにこのエッセイで事のあらましを順に書き残しておきます。いよいよになったら時効で罪に問えないながらJの不正の事実を動画で公表します。なお弁護士、不動産業者、警察、税務署には連絡済みです。時効ですが一応関係機関にはJA以外、話を聞いていただき資料も見ていただいています。JAは叔母Jの言いなり機関でした。申立人の私に対する対応は金融ADRの小説のネタに使いました。土地に関与した共犯の司法書士は年寄りになって引退したからもう何もわからんと逃げました。Jと前の前の故組合長とJA御用達の司法書士は全員地獄に落ちると思っています。詳細はゆるゆるなエンタメ小説にしてしまいましたが、拙作の「来し方行く末」 をご覧ください)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 17:03:23
179215文字
会話率:13%
主人公の白糸葉奈子(しらいとはなこ)は、母方の叔母、豆島美富子(まめしまみとこ)の元勤務先JAを相手に金融ADRを起こす。ADRとは裁判によらない紛争解決方だが、不正をしていた美富子は優位な立場を利用してJAをも操作してうまく逃げる。実
は美富子は農協勤務時の二十代から巨額の横領をしていたが、母親の一族全員がそれを知っていた。誰もが美富子の罪を問えず、逆にそれを暴いた葉奈子が苦境に陥る。
本編は第一章「来し方」 で葉奈子の幼少時代並びに祖母の夕子(ゆうこ)の気鬱、並びに葉奈子と美富子との気まずい関係を書く。
第二章「行く末」 で一族の誰もが美富子の横領を知っていたことが判明する。金融ADRを起こした葉奈子に対し、母親の春子すら「あんたが勝手なことをしたせいで、姉妹仲がおかしくなってしもた」 と責める。
寡黙だった亡父公男、見栄っ張りの春子、巨大組織のJAや国会議員を後ろ盾に悠々と生きる美富子とその一族を対比させ、誠実とは何か、人生で何を一番大事にすべきかを問う小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-22 06:00:00
108159文字
会話率:45%