山もなく谷もない、そんな平凡な小説。
それはまるで特別な『クリスマス』という行事でありながら、何も無い私の人生を表しているようだった。
だからひっそりと月に祝辞を。
「メリー・クリスマス」
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思
われたら申し訳御座いません。
注意事項2
山も谷もないメリークリスマスです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 17:58:38
744文字
会話率:10%
久賀春哉は部活をサボって校舎裏に行くのが日課となっていた。なぜならそこには「がんばれ」と声をかけてくれる甘原奏音という天使がいるからだ。
彼女は最初こそ部活をサボる俺を冷やかすだけだったが、一ヵ月くらいしたら他愛ない話だったりテストのこと
、お互いの好きなモノについてだらだらとお喋りするような仲になっていた。
段々と彼女に惹かれていく春哉だったがなかなか言い出せずに彼女から「がんばれ」と言われる物語。
※カクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 20:13:33
5236文字
会話率:49%
なにか才能がある、または他人とは違う特技というものを備えた人間が、葉山たどるには理解できなかった。
中学二年生の葉山たどるは、所属している部活に行ってはいなかった。それには原因というものは存在しない。いじめられているわけでもなく、孤立してい
るわけでもない。ただ、行きたくないのだ。
しかし、葉山たどるはその「部活に行っていない」という事実を誇張して話す癖があった。葉山たどるは、自分を哀れな目で見て欲しいという人間なのだ。劣等感のようなものを感じると歓び、可哀想と思われる同情の視線を求め、そして心配される事に葉山たどるは生きる実感が湧いた。
そんな彼は部活をサボるいつもの放課後に、「本物」の女子生徒と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-11 12:50:36
36014文字
会話率:21%