ある朝、彼は何か気がかりな夢から目を覚ますと、自分が記憶を失っていることに気づいた。そしてどうやら彼は呪刑囚と呼ばれる異能犯であり、ここは地下遺跡迷宮監獄いわゆるダンジョンであることに。
生き残りを賭けたデスゲームが今ここに開幕する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 17:15:29
25087文字
会話率:14%
――異世界へと続く門、というより穴に近いもの。
それを管理し、死せりし者の魂を導く神――〝門神ヨグ=ソトース〟
彼は母なる存在に産み落とされた瞬間から、同じことの繰り返しだった。
いつもと変わらず現れる魂、だが少し様子が変だった。
「
……お前が、殺したのか?」
「フゥー、フゥー、お前のせいで、お前が俺の卒業を奪ったんだぁッ」
自暴自棄になった魂と道連れになり〝門神ヨグ=ソトース〟は異世界への門(穴)へ落とされてしまった。
そして、とある世界に全裸で投げ出された元神は『ユグ』と名を変え、自由きままに人生を謳歌する。
冒険者として、世界を旅します。
※ 割と厳しい世界です。主人公が冒険者になるまで、時間がかかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 19:49:46
16510文字
会話率:48%
それはある夏の日のことだった。一級冒険家スーリアは、伝説の遺跡迷宮「青の塔」の最深部を目指して冒険に繰り出した。そして極度の方向音痴だった彼女は仲間とはぐれ──迷子になって早五年。今日も今日とて入り組んだ通路を彷徨い歩き、出口を探している
。時々同業者に出くわすけれど、声をかけるとなぜかみんな悲鳴を上げながら逃げてゆく。どうも私のことを、幽霊か何かと間違えているようだ……。
※カクヨムにも掲載しています
※長編『シダル』と同じ世界観ですが、物語としては独立しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 15:25:17
8805文字
会話率:52%