山だらけの田舎で金も仕事も無くした男、駆緒(カリオ)双太(ソウタ)32歳。
どうにか地元の猟友会に御手伝いとして働かせてもらい、その報酬と
土下座コネで掴んだバイトで食いつなげる様になったある日の事、
いつもの猟友会の山廻りの最中、いきなり
霧に包まれ、気が付けば見知らぬ地。
物語で見聞きしたよりも異形なバケモノ、猟師山師の知識はあれど、
経験は半端で無論猟銃どころか空気銃の資格すら持たなかったが、
幸か不幸か罠にかけたバケモノを一体狩り、そこから彼の物語は
大きく動き出す。それが強く実感できるのは、非常に近い未来の話…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-04 20:02:58
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会話率:48%