王家に連なる名門の家に生まれたスレイトラ・アルノードルベイル。しかし、弟が生まれたことにより彼は「アルノードルベイルの恥さらし」と言われついには12の時に家から追い出されてしまう。
生きるためにその手を血に染め、人を殺すことに躊躇いもない、
ただ生きるためだけにここにいる彼は雨の中、魔族の男に出会った。
それから1年後、彼は自分は運命に見放された存在だと告げられる。
全ては世界が定めた運命の上で成り立っている。
そして、彼が背負うことになったのは永遠の業という世界の重き哀しみ、と自分の存在という罪だったーー。
Requiemのスレイトラ・アシュレイの過去の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 23:17:59
6608文字
会話率:40%
高度魔技術学園「アルティフィリカ」の4年生であるスレイトラ・アシュレイは高難易度ダンジョンの魔物討伐に駆り出される。
討伐の最中に起こる魔族に育てられたという同級生の裏切りと死していく仲間。
それでも彼はどうでもよかった。自分さえ生き残るこ
とができるのなら、自分は生き残れることを知っていたから。
世界が定めた運命は残酷だった。世界が定めた運命は酷く酷く滑稽だった。
世界に見放されたアシュレイはその身に呪いを背負いながら、彼らへの鎮魂歌を手向けに心の中で唄う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 23:09:52
8509文字
会話率:39%