王家に連なる名門の家に生まれたスレイトラ・アルノードルベイル。しかし、弟が生まれたことにより彼は「アルノードルベイルの恥さらし」と言われついには12の時に家から追い出されてしまう。
生きるためにその手を血に染め、人を殺すことに躊躇いもない、
ただ生きるためだけにここにいる彼は雨の中、魔族の男に出会った。
それから1年後、彼は自分は運命に見放された存在だと告げられる。
全ては世界が定めた運命の上で成り立っている。
そして、彼が背負うことになったのは永遠の業という世界の重き哀しみ、と自分の存在という罪だったーー。
Requiemのスレイトラ・アシュレイの過去の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 23:17:59
6608文字
会話率:40%