目が覚めた時、「私」ことアルバは、「言葉」が何一つ思い出せないことに気が付いた。そして、自分が赤子になっていることも。
言葉を覚えたアルバはファンタジーの世界に転生していることに気が付く。
数年後、アルバは「魔力過敏症」という先天的な病にか
かっていることが判明、20歳まで生きられないと宣告される。
魔力過敏症特有の"黒い魔力"。それは魔法を発動できず、また魔物の魔力として忌み嫌われるもの。それでも支えてくれる人たちと家族のために、アルバは前世の記憶と黒い魔力を駆使して、死の運命に抗う冒険を始める。
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異世界に転生したというのにチートもなければハーレムもない。自分だけ魔法が使えないし、そのうえ余命宣告という理不尽……なんだけど、支えてくれる人たちのおかげで不幸ではないし、嫌な奴は前世の経験を武器にぶっ飛ばす。英雄譚ではないけれど、この世界の謎を解いていく、そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 22:00:00
211671文字
会話率:50%