すべてが手に入る『イドラのサーカス』。
金、物、情報なんでもござれなドリームステージ。
裏社会で盛況なその場所に、「タブラ」と呼ばれる悪魔がいる。
————そう、それがこの私!
自宅で独りハロウィンをやってる最中、この『イドラのサーカス
』の建物内に転移?してしまった!
なんやかんやで「タブラ」という名の悪魔として崇拝されることに。
こっちの世界にきて手に入れていた「消失」という能力で、『イドラのサーカス』にとって不都合なモノを消す仕事をすることになった。
そんな日々の中で、「消されるモノ」としてアイシュベルグ騎士団の騎士が現れる。人身売買は禁止なため、彼を解放することにしたが———。
この騎士、帰らないのである!
穢れた自分は元の場所には戻れないだの、下僕にしてくれなど狂ったことを言う始末。
駄々をこねて帰らない騎士と、どうにかして表社会に帰らそうとする悪魔(もとは人間)の攻防戦が今ここで始まる。
多分、最終的に主人公が騎士に押しに押される気がする。
逃れられない執着って、見方によれば愛……なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 01:52:58
60157文字
会話率:36%