増えすぎた神々は天界を追われ、地上界にて争いを始めた。
曰く、覇者のみが天界への復帰を赦される。
曰く、人々の信仰こそが神の力となる。
曰く、神がその神核の欠片を分け与えて生み出した兵器を『天使』と呼ぶ。
その絶対的な力を用いた戦乱
に巻き込まれ、世界の人口は大幅に減少。同時に神々の力も弱まった事に危機を覚えた当事者達は、戦争においていくつかの協定を定めた。
戦争による人口減少を防止するために設けられたいくつかのルール。そのうちのひとつが、戦場の決定だ。
天界と地上界の間にもうひとつの次元を生み出し、そこを主戦場とすることで、人間への被害を抑える。
その戦場を――神層戦域と呼ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 22:01:23
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