「転生者共をぶっ殺してこい」
カルル・カルロスは、女神にそう告げられた。
魔物との攻防の末に命を落とした彼の中では、姉をと友人を殺されたことによる、転生者達への憎しみが渦巻いていた。
カルルの転生者への憎しみ。女神の転生者への殺意とい
う利害の一致により、カルルは再び女神の力で蘇った。
そして、とある力を授かった。
それは、魔物を意のままに使役するという能力だ。
最初は弱い。しかし、いつの日か転生者の持つ「チート能力」を凌ぐ能力になる。
転生者を根絶やしにするべく、カルルは行動を開始した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 23:00:00
20460文字
会話率:22%
最近、この世界に転生してくる奴多くね?
"南の国"の魔王、パトリックはぼんやりと考えていた。
転生者が勇者になったり、魔物と仲良くしたり、国を持ったり。魔王的に考えれば反逆罪だし、買収だし、宣戦布告だし、そんなの許せるわ
けないじゃない! ヤダ、怖い! 怖すぎてお漏らししちゃう!
そんな感じで一念発起したパトリックだが、周りにいるのはズレている秘書に使えない魔物のみ。挙げ句の果てには魔王本人も無能ときた。
さて、どうするパトリック。どうやって転生者の恐怖から逃げるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-23 23:27:28
4507文字
会話率:54%