俺がかつて生まれ育った国にはエルフの奴隷制度が存在していた。
それはそれはひどい扱いであった。
だから俺はそんな常識を変えたくて・・・。
回復薬の開発によって見たこともないような額のお金を手にした青年フィセルはひょんなことからエルフを買う
ことになるが、彼女たちと接していくうちにやっぱりこの国のこの制度はおかしいと思い彼を慕う6人のエルフたちと革命を起こすことを決意する。
だが計画の最中に過労で倒れてベッドから動けなくなった彼は自分の手で世界を変えることを諦め、自身に未完成ながらもたどり着いた転生魔法をかけることによって6人のエルフが変えた世界を見ることを決意し息を引き取った。
次に彼が目を覚ましたのは彼の死から200年後の世界であり、その世界の中心にいたのは紛れもなく昔フィセルに仕えていた6人のエルフたちであった。
200年経った今でも彼らはフィセルの事を慕っており、一部のエルフは主従関係ではなくなったことからより積極的になっているようで・・・。
生まれ変わったことにより魔法の才能も剣技の才能も何も持たないフィセルとかたや世界の中心となってしまったエルフたちとの身分や種族を超えたスローライフがここから始まる。
この話は同タイトルの改訂版になります。
内容が全く違うものになっておりますのでよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 21:00:00
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会話率:43%