敵国の森で戦死した騎士は、亡霊のまま樹海を彷徨い、誤って迷い込み死人となった亡霊達を率いて、樹海に入る者を脅かし疎外していた。いつしか人々はそんな騎士を怪人ファントムと呼び、恐れられる存在となった。
ある月夜の晩、怪人ファントムの前に死神
が現れ、冥界で働かないかと誘われる。ファントムは仲間も連れて行くことを条件に、冥界へ住処を移し、死神の仕事を手伝うこととなる。そこへ冥王が、死者の声が聞こえる怪人ファントムに、地上界で殺された人間の事件と推理を任す。そのとき冥王がファントムに「ドレッド」という仕事名を授けた。
年月が過ぎたある日、地上界で警察官爆破殺人事件が発生、ドレッドは事件の究明を任されるが、地上へ着くとドレッドを見る人々の目が妖しく輝いていて……。
バトルはダークに、推理は口うるさい相棒と共に、現代人とのギャップに悩まされる主人公のファンタジーミステリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:56:17
4900文字
会話率:43%