国際防衛組織「人類防衛機構」に所属する特命遊撃士の吹田千里准佐は、同期の親友にして上官である和歌浦マリナ少佐と枚方京花少佐と共に、武装ヘリコプターを用いた哨戒パトロールに参加していた。
管轄地域である堺市の上空を穏やかにフライトしていた千里
達は、アメリカ産の危険な特定外来生物である肉食モスマンが流入し、遊園地で遊んでいた少年を攫ったという事件を知り、現場対応を余儀なくされる。
特定外来生物の駆除と少年の救出。
この難問を同時に解決するため、少女達は各々の力を一つに合わせるのだった。
※本作品は、黒森 冬炎様御主催の「ライドオン・テイクオフ〜移動企画〜」参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 08:42:48
11371文字
会話率:29%
ときは一九九三年、モガディシュに二機のUH六〇ブラックホーク中型多目的軍用ヘリコプターが墜落し、合衆国《ステイツ》の上層部は強い危機感を抱いていた。
米国は今後も必要に応じて世界中で展開し続けたい。だが、兵士たちの遺体が裸にされ、引きず
り回されるという映像が全世界に向けて放送されるのはごめんだ。
そこで生み出されたのが、遺伝子情報を戦闘に特化した形に変更を加えた特殊部隊員《オペレータ》。“人喰らい《マンイーター》”と呼ばれる存在だ。
“人喰らい”のウィリアムは仲間たちとともに、自身を裏切ってオアシスのなかの研究所跡に立てこもる主任設計者《チーフデザイナー》の身柄を確保するために、戦地へ赴く。
そこで待ち受けているのは過酷な戦場だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 00:00:00
10365文字
会話率:28%