――あらゆる抑圧が戦争を引き起こす。
人類史の歩みは常に『戦争』の二文字と共にあった。人が人である限り、その内側に抑えきれぬ衝動を抱えている限り、この世から争いは決してなくならない。
これは戦乱に満ちたとある世界を舞台に、いずれ語
られることになる/永遠に語られることのない物語の断片である。
※拙作「雷鎚の鋼撃兵」の短編集です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 00:08:46
93973文字
会話率:26%
青年は空を飛ぶ夢を見た。鳥となって自由に空を駆ける夢だ。それが覚めた後に映し出される現実は、鈍色に支配された格納庫内の景色。彼はある任務の為に現場へと急ぎ向かう最中であった。
一方で<マグオル共和国>は地獄と化していた。突如として勃発し
た軍事クーデターは無辜の市民を巻き込み、酸鼻を極める惨状を作り出したのだ。そんな、あらゆるものが崩壊していく中を逃げ惑う二人の女性が居た。窮地に陥った彼女たちの絶望に応えるが如く、鋭い雷鎚が天を揺るがして降り立つ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 03:19:10
72502文字
会話率:28%