50直前、そこそこ中年、超能力者だが使えないという困った特徴を持つ理熊誠司(りぐませいじ)。
ある日、可愛がっていた姪っ子の乗る飛行機が、目の前で墜落しようとしたため、全能力を振るって死んでしまう。
彼の能力にはリミッターが無く、ちょ
っと使いすぎると体が壊れるのだ。ましてや飛行機は無茶過ぎた。
元来お人好しの彼は、思い残すことはいろいろあれど、そのまま満足して死ぬはずであった。
しかし、どうやら世界の誰かが非常に都合が悪かったらしい。
目を覚ますと、体は14歳ぐらいの金髪と紫瞳の美少年となり、左手には何やら怪しいヴェルムンガルドなる存在が憑いていた。
しかも、グラマーな美女の腕の中。彼女はどうやら一目惚れ?!。
何しろ使えない超能力のせいで、散々苦労と無念を重ねて死んだ主人公。
どんどん流されっぱなしの日常に、考えたら負けだと悟りまで開いてしまう。
だったらどこまで流れるか、行ってみるのも面白い。
天下の素浪人リグマ、参る!。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-20 23:52:22
218551文字
会話率:34%