テロリスト姫条レイスは、大義や野望やら理想やらその他もろもろを遂げることなく、無様につまらなく死んだ。
もちろん、この死について心優しい人々はとても喜んだ。ついでに悪魔も大はしゃぎして代理戦争のため、すぐ変な世界へと生き返らせた。
一方、大多数の人々は不満を持ったり、怒り狂ったりした。ほとんど全ての主張は「残虐性が足りない」や「もっと苦しみ抜くべき」だったが、レイスの親友である兵同咲月は別の不満を持ち、レイスの後を追った。
元の同じ世界に生き返ったと思い込んで大喜びのレイスは知らなかった。これからの大変な冒険を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-08 01:00:17
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会話率:38%