崎守功(さきもりこう)と長澤なじみ(ながさわなじみ)は幼なじみであったが、家の都合で交際に反対されたことがきっかけで逆に告白し、将来を誓い合う仲となる。
しかし実はお互いに、親からある条件を言い渡されていた。
「相手がうちへ嫁入りに来
るなら結婚を認めよう」
「相手がうちへ婿養子に来るなら結婚を認めます」
正反対の条件をつけられてしまった二人は、まさか相手がそんなことを言われているとも知らずにプロポーズして、断られてしまう。
それでも諦めきれない二人はなんとか相手を振り向かせようと迫っていき、そのアプローチはどんどん過激になっていく。
「コウはアタシのことを好きなんだからアタシと結婚すればいいでしょ!」
「なじみこそ俺のことを好きなんだから俺と結婚すればいいだろ!」
「お前らのそれなんのケンカなの……?」
これは、お互い相手が大好きだから結婚を迫るのに、大好きだからケンカになってしまう、でも周りから見たらひたすらイチャイチャしてるようにしか見えない二人が、いつか本当に結婚するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 21:00:00
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会話率:40%