人間を助けたことで掟を破り、飛行能力を封じられた天狗の私は、処罰として山奥の防衛基地へと送られた。
そこは、飛べなくなった者たちが集う拠点。再び空を目指すために、人の技術を借りて戦う者たちの場所だった。
与えられたのは、80年前の戦時機を思
わせる鉄の翼──
これは、喪失から始まる再出発の物語。存在の均衡を守るために戦う、異界と現代の狭間に生きる者たちの記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 05:56:47
17709文字
会話率:23%
大規模な土砂災害によって廃村と化した它倉村。
数少ない生存者の証言から明らかになった謎の儀式を有する土着信仰。そして「山から下りてくる」という神“オクエ様”の存在。
点在する記録を集め、並べていくうちに、私たちはその儀式の真実に辿り着く
。
――“オクエ様”が下りてきたら、“おかえし”しなきゃいけないんだよ。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 17:00:00
15005文字
会話率:1%
その日あったこと、嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったことをなんでも日記感覚で記録しているだけだったならまだよかった。だけど、だけどうちの月姫は、それだけじゃない
何でこうなったかは俺にも全然わからなかった。
あの時までは
最終更新:2015-03-17 22:19:18
200文字
会話率:0%