「はぁ~、ヒトを飼いたい」
愛玩ビトは、外国のペット業界が、イヌやネコよりも更に売れるペットの販売を目的として、人間とイヌ、及び人間とネコの遺伝子を掛け合わせて開発された新種のペットだ。
上記の経緯から、愛玩ビトは、大きくイヌ系とネコ
系に分類され、それぞれに「イヌっぽい性質」「ネコっぽい性質」を有している。
とは言え、愛玩ビトは、見た目はほぼ人間であり、知能も人間並みに発達をしている。当然のことながら、学習をすれは、その国の言葉を話すことも出来る。
人間と異なる部分を強いてあげるのであれば、愛玩ビトは皆お尻にシッポが生えてるという点だ。イヌ系にはイヌのシッポ、ネコ系にはネコのシッポが生えている。愛玩ビトの系統は、このシッポで判断することが出来る。
愛玩ビトの人気が爆発をすると、やがて飼い主たちは「愛玩ビト」という名称を省略して、単純に「ヒト」と呼ぶようになった。自然の流れで、飼い主は「人間」、愛玩ビトは「ヒト」という呼び分けが定着をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 14:01:28
7742文字
会話率:44%
クレールは狼獣人と人間との間に生まれた半獣人である。
見た目はほぼ人間だったが、出生証明書には確かに半分獣人と記されていた。
そのおかげで名門のルーべルフォンス学園に入学でき、もうすぐ一年が過ぎようとしていた。
クレールは進級がかかった郷土
学の単位があぶなくなった為にルーラジオ教授の提案をのむことにした。
果たしてクレールは無事にルーラジオ教授の課題を遂行し二学年に無事進級できるのか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 23:00:16
46580文字
会話率:56%
とある王国は魔国と友好な関係を築き、とある王国は魔国を敵対視し、とある王国では魔国との永き戦いに終止符を打ち歩み寄りを始めた。
そんな中でも特に魔国との共存と友好関係を築いてきたとある王国の片田舎。
そんな片田舎で生まれ育ったアイリスは薬の
材料となる薬草を採取しに森に入った際小さな黒いドラゴンを見つけた。
簡単にではあるが治療を施し、親とはぐれたのであれば都市に保護してもらえないかと思っていた矢先姿を消したドラゴンを心配して過ごした数ヶ月…アイリスの住む街に魔王とその側近を名乗る魔族が現れた。
警戒こそないものの緊張して見守る中、魔王と名乗った魔族はアイリスを見つけると突然目の前に膝をつきその手を取ると……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-16 13:04:44
5579文字
会話率:33%