私、エリアは、平民の身でありながら、浄化魔法を使えると判明したがために、王様の遺言によって、王太子と婚約することになり、王宮に招かれました。
ところが、王太子の元婚約者だった公爵令嬢が王宮に入り浸って、私をいじめます。
加えて、園芸好
きな王妃様までもが、害虫駆除に賛同しなかったという理由で虐待に加担する始末。
ゲテモノ料理を食わされたり、殺虫剤をぶっかけられたりと酷い目に遭いました。
ついには王太子から婚約破棄され、慰謝料として〈厄災の沼〉と称される、罪人を沈めた沼地を与えられ、その直後に、その沼に私自身が沈められてしまいました。
ところが、この不吉な沼地も、同じく沼地に接する隣国のラフラ帝国では、まったく評価が異なり、「黄金の沼」と評されていたのです。
私が手に入れたその沼は、じつは宝の山だったのです。
おかげで隣の帝国は豊かになり、故郷の王国は貧しくなる一方。
そこへ大寒波が襲いかかったのです。
雪が汚染され、生活空域の浄化が難しい事態となりました。
すると、現在国王となった元婚約者が、王妃を捨てるから、と復縁を迫ってきました。
だけど、それ、甘くないですか?
「覆水盆に帰らず!」と怒鳴りつけてやりましたよ!
そして、故郷のドルク王国は、滅亡へと突き進んでいくのです。
※ざまぁ系のストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 12:10:00
30847文字
会話率:16%
とある王国の首都より、馬で一日足らずの距離に広がる深い森。
陰鬱な風情ではないものの、漂う空気は俗世とは到底相容れぬ、どこまでも不思議で不確かな代物で。
自らの意思かそうでないかに関わらず、足を踏み入れた者は必ず道を見失い、気づけば再び
元の場所へと戻ることになるのだと言う。
けれども、とある条件を満たす者だけは、木々や動物たちに導かれ、森の主たる魔女のもとへたどり着くことができるのだとか。
果たして今日、たった今。その古くからの言い伝え通り、魔女の住まう家の門前に、一人の人間が姿を見せたのだった──
*数話完結の短編集です。完結まで毎日更新。
*キーワードは要確認。背景程度のキャラにしか関係しない要素ですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 18:00:00
21583文字
会話率:45%
お盆に帰省しない名探偵の話。
今回は珍しくちゃんと仕事をしています。
※覆水シリーズ(?)の四作目です。
※1~3作目の読後推奨です。
一作目「名探偵はお嫌いですか?」→http://ncode.syosetu.com/n3552o/
二作
目「名探偵VS事件代行人」→http://ncode.syosetu.com/n4077o/
三作目「怪盗・仮初非力の結婚」→http://ncode.syosetu.com/n4995o/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-10 13:42:16
13381文字
会話率:68%
名探偵に犯行予告を出した怪盗が結婚するまで。
名探偵は相変わらず何もしません(笑)※他サイトにも投稿しています。
※覆水シリーズ(?)の三作目です。一作目、二作目読後推奨です。
一作目「名探偵はお嫌いですか?」→http://ncode.s
yosetu.com/n3552o/
二作目「名探偵VS事件代行人」→http://ncode.syosetu.com/n4077o/
※続編「覆水盆に帰らず」→http://ncode.syosetu.com/n6793v/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-24 21:27:10
11741文字
会話率:61%