俺、滝志郎。人に言わせれば、『厄介事吸引器』。
今から3日前、俺は事故死した。いや、事故死したことになっている。
俺を車に乗せていた春日井あつしは、製薬会社の産業スパイ事件に絡んでおり、どうやらその巻き添えを食ったらしい。俺を死なせた原因が
自分にあると思い込んだ周一郎はひどく落ち込んでいく。
『猫たちの時間』シリーズ9。クライマックスはまだ。
この作品は「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/197047694/609481725)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 00:00:00
60932文字
会話率:58%