民俗学者、小川霍翠は奇妙な夢に悩まされ始める。感触のある夢。その美しい女の肌に触れるたび生気が失われていく。
「……月に美女がいるんだよ」
「小川、目を覚ませ、月に人なんかいない!」
悪友の枚岡は霍翠の目を覚ませようと躍起になるが……
最終更新:2023-01-27 18:00:21
28632文字
会話率:50%
大正八年。三文文士の浦部征一は雨の中をずぶ濡れで彷徨うひとりの女学生に出会う。
それが運命を変えてしまう出会いとも知らずに……。
最終更新:2023-01-13 17:58:30
20436文字
会話率:41%