西暦三二五四年、地球は三つの区間に区切られて存在していた。ザライン連合国、ゲイル連合国、オラクル連合である。
均衡を保っていた三勢力は、不可侵で成り立ってきた。だが、より己らが優位な立場に立とうとする人間の欲望から、新たなる争いへと、人
々は向かっていってしまう。
第四次世界大戦の序章である。
各国で「ABYSS」の開発が進められていった。
主人公「シーア」は、軍が運営する学院の生徒である。戦争が本格化すると、中立を保ってきたゲイルにも火の粉が飛ぶようになり、シーアはゲイル唯一のアビスパイロットとなる。そして敵国からゲイルを守るために、旗艦「ホワイトクロス」に乗り、ゲイルを守るために敵を撃ち落していく。
しかしシーアは、あるとき戦場で、敵国オラクルのアビスパイロットが、親友であったはずの「ナイト」であることを知ってしまう。
あくまでも「戦争を終わらせるための戦い」でなくてはならない、シーアたちゲイル連合。
世界の行く末は、学院生を中心とした、少年少女たちの手に委ねられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-30 17:47:28
162359文字
会話率:38%
「審判の日」と呼ばれた世界大戦集結から900年後の世界。人々は自然と共存する道を選び、精霊の恩恵を受けながら日々の生活を送っていった。世界五大陸、五カ所に設置された政府、そして学園。世界は平和そのものであった。戦争のない世界。しかし水面下で
は反政府組織なるものがうごめいていた。政府直属の特殊能力開発機関である『学園』カイ=ジラネウムは密かな恋に思い悩んでいた。その少女に重く枷られた運命など知らずに…。学園を舞台に繰り広げられる様々な人間模様、真実の愛を探すべく、もがき、苦悩する少年少女達の姿を、どうかその目で見届けていただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2004-10-26 02:50:02
1187文字
会話率:16%