王太子に婚約破棄されたイレーネは、長年不仲だったシルヴィオに契約結婚を持ち掛けられる。
シルヴィオは結婚する必要があるのだけど、適した令嬢がイレーネしかいないのだという。
イレーネのほうも両親を安心させたかったため、申し出を受けることにし
た。
人前でそれらしく振る舞えばいいだけだからと考えていたイレーネに対し、シルヴィオは溺愛しているフリを過剰にしてくる。
戸惑いを隠せないイレーネだったけど……
◇◇
取り引きのつもりで結婚した令嬢と、臆病で残念な令息の、義務と欲望(?)にまみれたお話。
(カクヨムなどでも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 06:00:00
19464文字
会話率:39%